定期購読している雑誌「ジャズ批評」の2025年7月号の特集は、テナー・サックスのジョー・ヘンダーソンです。そこで、彼のVerveレーベルのアルバムを聴いてみました。
JOE HENDERSON (ジョー・ヘンダーソン)
LUSH LIFE (Verve 1991年録音)

ジョー・ヘンダーソン(ts, 1937~2001年)については、Blue NoteやMilestoneにおける1960年代の録音作品は、折りに触れて聴いていましたが、1991年~97年録音のVerveレーベルのものは、近年関心を持ちました。本作はVerveレーベルへの初録音。
メンバーは、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ウィントン・マルサリス(tp)、スティーブン・スコット(p)、クリスチャン・マクブライト(b)、グレゴリー・ハッチンソン(ds)。グレゴリー・ハッチンソンだけは、椎名豊グループのライブで聴きました。(その記事へのリンク)
(英文表記)Joe Henderson(ts)、Wynton Marsalis(tp)、Stephen Scott(p)、Christian McBride(b)、Gregory Hachinson(ds)。
曲目は次のとおり。
1 Isfahan (Duke Ellington / Billy Strayhorn)
2 Johnny Come Lately (Billy Strayhorn)
3 Blood Count (Billy Strayhorn)
4 Rain Check (Billy Strayhorn)
5 Lotus Blossom (Billy Strayhorn)
6 A Flower Is a Lovesome Thing (Billy Strayhorn)
7 Take the A Train (Billy Strayhorn)
8 Drawing Room Blues (Billy Strayhorn)
9 U.M.M.G (Upper Manhattan Medical Group) (Billy Strayhorn)
10 Lush Life (Billy Strayhorn)
ビリー・ストレイホーンの作曲集です。最も有名なのは「Take the A Train」(A列車で行こう)ですが、「A Flower Is a Lovesome Thing」や「Lush Life」も知られています。
発売当時聴いた時には、デュエットやサックストリオという楽器編成に馴染めず、ビリー・ストレイホーン作品集で好きな曲が多いにもかかわらず、つまらなかったことを覚えています。しかし、慣れもあって、ジョー・ヘンダーソン(ts)とクリスチャン・マクブライト(b)の起伏に富んだ演奏が聴ける「Isfahan」を筆頭に、サックストリオ(ts, b, ds)編成で、ヘンダーソンのプレイが豪快な「Rein Check」など楽しめました。

ジャケット裏面にあるジョー・ヘンダーソンのポートレート。
(参考)本作から「Isfahan」が聴けます。
【ジャズ批評2025年7月号 特集ジョー・ヘンダーソン】

表紙

誌面は、アルバムの紹介がメインです。初リーダー作は「Page One」で、やはり今でも「Blue Bossa」には痺れます。

多分、今回の特集のきっかけは、昨年発売された上記「Forces Of Nature」が好評で、ジョー・ヘンダーソンが話題になったからだと思います。

ジョー・ヘンダーソン(ts)がサイドメンとして参加したアルバムも親しまれているものが多く、これはリー・モーガン(tp)の「The Sidewinder」(Blue Note)。

ジョー・ヘンダーソンが参加したホレス・シルヴァー「Song For My Father」(Blue Note)。タイトル曲が最高。

他に面白かったのは、豊嶋淳志さんが書いた「北欧ジャズ通信」で、モニカ・セッテルンドに関する記事でした。

モニカ・セッテルンド(vo)はビル・エヴァンス(p)と共演し、その生涯が映画「ストックホルムでワルツを」になっていて、日本でも知られていると思います。モニカがビル・エヴァンスに送ったEPの写真が掲載されるなど、興味深かった。
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