長野相生座で、映画「ブルームーン」を観ました。作詞家のロレンツ・ハートの一夜の物語です。

パンフレット表紙
(スタッフ・キャストなど)
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:ロバート・キャプロウ
撮影:ジーン・F・ケリー
音楽:グレアム・レイノルズ
出演:イーサン・ホーク(ロレンツ・ハート役)、マーガレット・クアリー(エリザベス役)、ボビー・カナヴェイル(エディ役)、アンドリュー・スコット(リチャード・ロジャース役)など。
(あらすじ)
「ザ・レディ・イズ・ア・トランプ」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などの大ヒット曲を生み出してきた作詞家ロレンツ・ハートは、長年タッグを組んできた作曲家リチャード・ロジャースが、ハートに代わる新たな相棒と組んで手がけたミュージカル「オクラホマ!」が初演された1943年3月31日の夜、ブロードウェイのレストラン「サーディーズ」で行われたパーティに招待されていた。そこで過ごす一夜でハートは、愛や嫉妬、焦りや憧れなど、交錯する自身のさまざまな感情と向き合っていく。
(注:ロレンツ・ハートとは)
ロレンツ・ハート(1985年5月2日~1943年11月22日)は、ニューヨーク生まれで、コロンビア大学に学んだ作詞家。亡くなるまで20年以上にわたり、作曲家リチャード・ロジャースとコンビを組み、26のミュージカルに作詞。二人が作詞作曲した作品の多くが、スタンダードになっていて、「ブルームーン(Blue Moon)」、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン(My Funny Valentine)」、「マイ・ロマンス(My Romance)などがある。
(感想など)
ハートは、アルコール依存症のために仕事ができなくなり、相方のロジャースは、新たにオスカー・ハマースタインとのコンビを結成し「オクラホマ」を制作。その初演の夜に催されたパーティー会場におけるイーサン・ホーク演じるハートのほぼ独白劇です。
見ていて切なくなった映画です。用済みとなったともいうべきハートの滑稽な独白や女子大生とのやりとり場面など、悲哀が感じられました。もっとも、自業自得ともいうべきなのですが、そこまで映画で描く必要があったのかどうか疑問です。
「オクラホマ」初演の夜のパーティーに場面を設定し、ハート、ロジャース、ハマースタインを登場させたのは、台本としてうまく作ってありました。ピアノソロなどでハート作詞の名曲は流れますが、詞が出てくるのは、「Blue Moon」だけなのが残念。
(パンフレットに掲載された場面など)
ロレンツ・ハート(イーサン・ホーク)とリチャード・ロジャース(アンドリュー・スコット)
オスカー・ハマースタイン二世(サイモン・デラニー)とロジャース。デラニーは、実際のハマースタインに似ています。
映画の場面から

イェール大学の学生エリザベスがロレンツ・ハートに送った11通の手紙が残っていて、そこから着想を得て台本が作られたそうです。実際に二人があったかどうかは、不明です。ロレンツ・ハートは、ゲイとしても知られていました。
【映画「ブルームーン」公式サイト】
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