安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、アルバムの感想、ジャズライブやクラシックの演奏会、グルメ、登山などについて綴っています。

稲葉稔著「さばけ医龍安江戸日記(第1巻~第4巻)」(徳間文庫)。主人公のキャラクターが面白い。

8月前半に、稲葉稔著「さばけ医龍安江戸日記」を読んだので、感想などを記します。


(感想など)

稲葉稔さんの小説「さばけ医龍安江戸日記(新装版)」の第1巻が2026年5月15日付で刊行され、第4巻まで出されています。江戸の元武士の医者が主人公で、キャラクターが新鮮で、面白く読みました。

著者のあとがきを読むと、医療や薬のことについてかなり勉強されていて、そういう点が小説に深みを与えています。内容は、捕物帳の趣があり、サスペンスや立ち回り、なぞ解きといったストーリーで、王道の時代小説です。

第1巻では、龍安の偽物、第2巻の道を踏み外そうとする下級武士、第3巻は不仲の旗本、第4巻は道場の元教授の妻といった多彩な人物が登場します。第4巻のトリックは、やや甘いと思われましたが、エンタメ小説として楽しめ、続巻にも期待。


(著者の紹介)

(第1巻)

(第2巻)

(第3巻)

(第4巻)