今野敏著「曙光の街」(文春文庫)は、警視庁公安部外事課を舞台とするハードボイルドタッチの小説で面白く、続編も購入しました。ハードボイルドタッチの演奏です。
JOHNNY GRIFFIN (ジョニー・グリフィン)
THE KERRY DANCERS (RIVERSIDE 1961年、62年録音)

ジョニー・グリフィン(ts, 1928~2008年)の多くのリーダー作の中でも、本作は特に人気のあるアルバムです。長らく、日本のWAVEから出された再発盤レコードで聴いてきましたが、ステレオのオリジナル盤を入手できたので、改めて聴いてみました。
メンバーは、ジョニー・グリフィン(ts)、バリー・ハリス(p)、ロン・カーター(b)、ベン・ライリー(ds)。
(英文表記)Johnny Griffin(ts)、Barry Harris(p)、Ron Carter(b)、Ben Riley(ds)。
曲目は次のとおり。
1 The Kerry Dancers (Traditional)
2 Black is The Color of My True Love's Hair (Traditional)
3 Green Grow The Rushes (Traditional)
4 The Londondery Air (Traditional)
5 25 1/2 Daze (Sara Cassey)
6 Oh, Now i See (Johnny Griffin)
7 Hush-A-Bye (Sammy Fain)
8 Ballad For Monsieur (Sara Cassey)
トラック1~4はアイルランドなどの民謡を素材としています。5と8は、デトロイトの作曲家Sara Casseyの作で、グリフィンの自作1曲とサミー・フェイン作曲のスタンダード曲「Hush-A-Bye」。
ジョニー・グリフィンは、細かな音符を素早く吹き、一気に高音まで駆け上がるような熱いプレイが特徴ですが、本作では、素材のせいもあるのか、抑え気味です。中では、「The Londonderry Air」(Danny Boy)におけるグリフィン(ts)の優しげな吹奏や、グリフィンが熱くうねり、バリー・ハリス(p)がメロディアスなソロをとる「Hush-A-Bye」がことに素晴らしい。「The Kerry Dancers」など他の曲も良く、傑作。

ジャケット裏面にある録音時の写真。

レコードのラベル。リヴァーサイドレーベルのステレオ盤。
(参考)本作から「Hush-A-Bye」が聴けます。
Ron Carter - Hush-A-Bye - from The Kerry Dancers by Johnny Griffin Quartet - #roncarterbassist
今野敏著「曙光の街」(文春文庫)
「曙光の街」は、警察小説を多く手がけている作家、今野敏さんの警視庁公安部の倉島警部補を主人公にした、「公安外事・倉島警部補」シリーズの第1作です。

表紙
(あらすじ)

(感想など)
本署の主人公は、一応、警視庁公安部外事一課の倉島警部補ですが、ロシアの元KGBヴィクトル、暴力団・津久茂組の兵藤猛の3人がからみあう、ハードボイルドタッチの小説です。
警察小説もいろいろありますが、公安部外事というセクションが新鮮で、ハードボイルドタッチです。格闘場面の生々しさ、拳銃の扱いの細部にわたる緻密な描写などは、今野さんならではです。
ロシア出身の美少女が絡むストーリーには、やり切れない部分がありますが、最後に明るさが感じられる展開になります。そういう点も、エンタテイメント小説らしくて好感が持てました。
(著者紹介)

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