お昼休みに善光寺近くまで散歩し、東町にある古本屋の遊歴書房に寄ってみました。ヨーロッパやアジアなどの歴史や旅行関連の本が多い中に、植草甚一さんの「サスペンス映画の研究」(晶文社)があったので、懐かしくて思わず購入しました。所持している可能性がある本ですが、植草さんの独特の文章を読みたくなったからで、登場する映画も観たくなってくるでしょう。伴奏者が気になり、中古レコード店で思わず買ってしまったCD。
JERI BROWN (ジェリ・ブラウン)
APRIL IN PARIS (Justin Time 1996年録音)

ジェリ・ブラウン(vo)は、1952年生まれで、セントルイスで育ち、モントリオールを拠点に活動を続けています。ジャズを歌う前は、スピリチュアルなどを歌っていたそうなので、そんな感じもありますし、スキャットなども用います。ジャズ批評2012年9月号の特集「いま旬の歌姫たち」に紹介がありますが、あまり知られていないもしれません。
伴奏は、ピエール・ミシェロ(b)、アラン・ジーン・マリー(p)、John betsch(ds)、Roberto De Brashow(Accordion 2曲のみ)。パリにおける録音で、フランスのミュージシャンが伴奏に当たっています。アラン・ジーン・マリーとピエール・ミシェロの名前があったので、とりあえず手にとってみたものです。
曲は、ケニー・ホイーラー(トランぺッター)の曲にブラウンが詞をつけた「Gentle Peice」、ミシェル・ルグランの「Once Upon A Summertime」と「The Windmills Of Your Mind」、ジョニー・マティスの歌でヒットした「The Twelfth Of Never」、あとはスタンダードなどで、「When April Comes Again」、「Who Can I Turn To」、「Morning Lovely」、「I Could Have Loved You」、「Summertime」、「Poem-As The Mist Leaves No Scar」、「Greensleeves」の11曲。「The Twelfth Of Never」は、哀愁を帯びたよい歌で、エルヴィス・プレスリーも歌っています。
ジェリ・ブラウン(vo)の落ち着いた歌唱と、アラン・ジーン・マリー(p)らによる静かめの伴奏で、秋に聴くのにふさわしいアルバム。ルグランの2曲では、アコーディオンも加わり、ヨーロッパのムードも漂います。バラードが中心で、感情を込めてじっくりと歌い込んだ曲が多く、「Once Upon A Summertime」や「The Twelfth Of Never」などが印象に残ります。「Summertime」は、ミディアムテンポで、スキャットを交えた闊達な歌で、ピアノ、ベースのソロも入りジャジーです。
【ジェリ・ブラウン・ホームページ】
jeribrown.com プロフィールや2014年のスケジュールは掲載されていますが、それ以降の更新はないようです。
【遊歴書房】
住所:長野県長野市東町207-1
電話:026-217-5559
営業:11時~19時 定休日:月、火
ホームページ:yureki-shobou.com

お店の入り口がわかりにくいのですが、この建物を入り、パン屋兼喫茶店の中を通過した左側の部屋です。全体が大きな建物です。

入り口。

地球儀がお店の真ん中に飾られています。遊歴書房の由来を現すのでしょうか。

購入した、植草甚一スクラップブック第5巻「サスペンス映画の研究」。